水底日記

勉強したことや趣味について雑多に書く。

統計検定1級受験に向けて

今年は統計検定1級を受験しようと思っているので、今回は受験のモチベーションだとか、ざっくりとした勉強計画を書いておこうと思う。

 

■そもそも統計検定とは?

統計検定(とうけいけんてい)とは、一般社団法人日本統計学会が認定し、一般財団法人統計質保証推進協会が実施する、統計学に関する知識や活用力を評価する検定試験総務省文部科学省厚生労働省経済産業省内閣府後援。(wikipediaより)

その名の通り、統計学の知識、計算力、応用力を測る試験である。

取得したところで転職に有利になるとか、何か大きなメリットがあるわけではない(転職なら即戦力=資格より実務経験重視)が、客観的な統計スキルの指標にはなる。

統計検定は1、準1、2、3、4級まであり(あと専門統計士とか)、1級は大学専門課程くらいの難易度らしい。

 

 

■モチベーション

統計解析系の部署に異動したはいいものの、統計の仕事をこなせるだけの知識もないので、まずは統計から少し離れた仕事(解析とかデータ整備とか)をすることになった。

とはいえ、せっかくなら将来的にはバリバリ統計家(或いはデータサイエンティスト)として働きたいと考えている以上、統計学は身に付けなくてはいけない。

手当たり次第に教科書を読むのもいいが、どこまで身についたのか実感がないし、基礎をすっぽかして発展的な統計モデルやらの勉強をしても真の意味で理解したことにはならず、どこかで頭打ちになりそうだ。

そこで目を付けたのが統計検定である。

 

統計検定は基本的な統計学の各分野からまんべんなく出題されることもあり、筆者のように統計学を基本から押さえていきたい人にはうってつけの学習目安だと思っている。

ちなみに、筆者は既に2級を取得している。

当時はまだ異動前だったが、面談で統計解析をやりたいと上司に伝えたら、このくらいは勉強しとけと勧められたのがきっかけだった。

 

 

さて、当初は順当に6月の準1級を取ろうと思って勉強してたのだが、昨今のコロナ禍で試験が流れてしまった(準1級と1級は年に1回しか受験機会がない。1級が11月、準1級が6月)。

すでに準1級に向けて勉強していた筆者はがっかりしたものの、準1級がダメなら1級を受ければいいじゃない!という半ばなげやりな思考で、軽率に11月の1級を受験することにした。

 

なお、1級と準1級は全く毛色が違っていて、1級は基本的な範囲(それでもかなり広い)で数理統計の問題をガッツリ数式ぶん回しながら解くような問題が出題される一方、準1級は自分で数式を展開する必要はそこまでないが、試験範囲(分野)が1級より広い。最近はやりの機械学習とかまで出題してくる。

また、準1級は多くが択一だが、1級は全問記述である。

1級は狭く(決して狭くはない)深く、準1級は広く浅く、といったイメージだ。

出題範囲の広さから、中には1級より準1級の方が難しいという人もいるらしいが、パラパラと過去問を眺めた限り、絶対1級の方が難しい。1級の方が簡単という人は、たぶん大学できちんと数学や統計学を学んだ人なんだと思う。

 

というわけで、明らかに今の筆者にとってはレベルが高く、最初のポケモンを選んでトキワシティに向かったはずが道に迷ってチャンピオンロードに入ってしまったくらいの無謀さなのだが、当たって砕けるつもりで1級受験に挑戦してみようと思う。

落ちたとしても、学んだ内容はこれからの仕事の礎になるはず。

正直、コロナが長引いて11月も中止になる気がしないでもない。

 

 

■学習計画について

学習方法については、以下をはじめとした先人たちの知恵をお借りすることにした。

統計検定 1 級に合格する方法 - Qiita

統計検定1級に向けて - こここブログ

 

基本的な教科書となる数理統計学の本は、多く紹介されていたものを吟味して、以下のものを購入した。

www.amazon.co.jp

とりあえずざっくりと、

・~5月 1週目(通読のみ)

・~7月 2~3週目(問題演習)

・~11月 過去問演習、その他必要な知識の補充(おそらく統計応用メイン)

という感じでやっていこうと思う。

とりあえず7月まで頑張ってみて、そこから先の対策は状況を踏まえて決めたい。

おそらく途中で躓くこと必至なので、適宜ほかの教科書やネットで知識を補充することになると思う。

また、一つの単元に集中して取り組むうちに他の分野の基本的な内容が頭から抜けないようにするため、1級の過去問に取り組む8月までは最低月1ペースで2級の過去問を解くことを課したい。

勉強実績を記録して励みにするために、これから週一くらいのペースで進捗を記事にしていくつもりだ。